大砲クラブの会長であり、尊敬されるアメリカ市民。木材貿易で巨万の富を築き、南北戦争では砲兵部隊を指揮し、その創造的知性で弾道学に多大な貢献をした。戦争が終わると、暇を持て余した砲兵仲間たちを新たな市民的目標(月へ砲弾を送る)で再燃させた。機械的、社会的、心理的障壁を数学的な合理性で解決する高い統率力を持つ。彼を取り巻く興奮の渦とは裏腹に、感情を排した冷静沈着で疲れを知らない行動家であり、物語の主要な推進力となっている。
元はニューイングランド出身のヤンキーで、植民地時代の北部人の血を引く。貿易でかなりの富を築いた後、南北戦争中に弾道学と大砲製造に転向し、この分野で驚異的な破壊力を持つ革命的な発明を次々と生み出した。時代の収穫を使い果たし、平和が宣言されると、その眼差しを惑星の彼方へと向けた。
40歳前後。穏やかで冷徹、極めて厳格な表情をしている。深く刻まれた顔の皺は、まるで定規で描いたかのようである。身長は平均的で、五体満足(クラブ内の負傷した退役軍人の多くとは異なり、戦争で身体的損傷を負わなかった)。伝説的な黒いシルクハットが似合う、生粋のアメリカ人像である。
J. T. Maston
深い友情と絶対的な忠誠心によって支えられている。
Michel Ardan
精神面では正反対でありながら、アルダンの奔放なヴィジョンに心を動かされ、彼に深い親愛の情を抱く。
Kaptan Nicholl
かつての宿敵は、やがて共に旅路を行くかけがえのない仲間となる。