カッセル・フェルシュタイン大公であり、ボヘミア王。威圧的で派手なスタイルで知られる貴族だが、かつてワルシャワでアイリーン・アドラーと関係を持ったことで、現在深刻な危機に瀕している。スカンジナビア王の娘との保守的な政略結婚を控えており、かつての恋人との写真が公になれば破滅は免れない。アドラーの知性と強情さを恐れ、変装してシャーロック・ホームズに依頼を持ち込み、莫大な報酬を提示する。プライドは高いが本質的に利己的な人物で、彼女は自分の身分にふさわしくないと明言するなど、階級意識も強い。
皇太子時代にワルシャワを旅行中にアイリーン・アドラーと出会い、軽率にも文通をし、一緒に写真に収まった。その後、自身の身分を理由に彼女を捨てた。
身長は6フィート6インチ(約198センチ)以上あり、ヘラクレスのような巨大で屈強な体格をしている。アストラカン(羊の毛皮)で縁取られたコートに革のブーツ、つばの広い帽子を被り、見せびらかすような、一歩間違えば下品とも取れる豪奢な身なりをしている。
Irene Adler
復讐されることを狂おしいほど恐れつつも、天才的な知性を持つと認めているかつての身分違いの愛人。
Sherlock Holmes
厄介事を内密に解決すべく依頼したものの、その知性によって己の傲慢さを打ち砕かれることとなった顧問探偵。