物語『弱い心』の悲劇的な主人公。非常に善良で働き者の下級書記官で、美しい筆跡の才能がある。ユリヤン・マスタコーヴィチから給与と身分の安定という大きな恩恵を受けたことで、狂気に陥る。突然の恋と婚約によって、上司への感謝と期待を裏切ることへの恐怖から罪悪感の複合体が生まれ、期限内に終わらせられなかった書類のことで発狂し、軍に徴兵されるか投獄されるという妄想に取り憑かれる。
下層階級の出身だが、自身の才能(美しい筆跡)のおかげで官僚の職を得た。不格好で少し背が曲がっている。常に自分を最底辺の人間だと思っており、成功と愛を手にしたとき、それを神の恵みだと勘違いしてしまった。
少し背が曲がり、小柄で不格好、顔色は青白く、ひ弱な青年。狂気に陥ると、目が激しく動き、顔は死人のように青ざめる。
Lizanka
婚約者。彼にとって正気を失うほど愛おしい、おとぎ話の妖精のような存在。
Arkadiy İvanoviç
ヴァージャの無二の親友にして、最大の保護者。
Yuliyan Mastakoviç
時に冷酷にもなり得る、神のような上司の象徴。